発達支援ニーズにあわせて選ぶ
あそびと教具

集団生活や限られたスペースでも、一人ひとりの「やってみたい!」をかなえたい。
チャレンジしやすいあそびや最適な方法があれば、一人ひとりに寄り添った体験の実現は可能です。
「好き」や「夢中」を見つけ、生きる力を育むための活動や環境づくりのヒントをご紹介します。

室内でかなえる感覚運動

雨の日も、今すぐ体を思いきり動かしたい。少しの時間や狭いスペースでも、からだを動かして発散したい。衝動的にからだを動かしたくなる時には、室内で気軽にからだを動かせる場をつくることがおすすめです。上下に跳ぶ、バランスをとるといった基本的な動きから、日常生活ではなかなか体験できない揺れる・回るといった感覚統合を促す動きまで。道具を使うことで、限られた室内スペースでも子どもたちがダイナミックに体を動かす体験を実現できます。

まわる 体幹を養い前庭覚(バランス感覚)を刺激

跳ぶ 体全体でくり返しジャンプを体験

揺れる 優しい揺れで抗重力運動を体験

バランス 空間を認識しながら全身を支える

協調運動を促す表現遊び

静かな場所で、一人でじっくり遊びたい。落ち着いた環境で没頭して取り組むには、頭の中のイメージをカタチにする表現遊びがおすすめです。指先の感覚を刺激し、目と手の協調性や巧緻性(こうちせい)を育みながら、作品づくりを楽しめます。

ペグ 大小のペグを使い繰り返し表現

ネンド 混色や柔らかな感触を指先で楽しめる

アイロンビーズ 色を選んでデザインして立体作品づくりも

思考を深める、組み立てやゲーム

「うまく組み立てられない」「ルールが覚えられない」…そんな時でもあそびであれば、苦手意識を軽減しながら、考えることや学ぶことを前向きに取り組むことができます。考える力や俯瞰的な視点を養う、ものの構造や空間を認識する力を養うブロックや、記憶力を使いながら遊ぶゲームが、学びをサポートします。

平面から立体へ思考力・創造力を育む
空間認識のあそび

大きなブロックで全身を使いながら、
かたちを認識

立体と平面で記憶力を試して遊ぶ

心を通わせるコミュニケーション

自分の気持ちをうまく言葉にできない。言葉にしても、なかなか相手に伝わらない。そんな時には、身の回りの出来事や感情を表現する練習ができる道具がおすすめです。たくさんの言葉に触れながら、豊かな感情や自分の感性を言葉で伝え、相手の気持ちを理解し共感する体験が、満足感や安心感を生み出します。

役割を演じることで、
コミュニケーション能力や社会性を養う

正解やルールのないカードで、
自由に表現を楽しむ

気持ちやことばを伝える懸け橋になる

こころとからだを安心感で包む環境

慣れない環境や集団生活のなかでは、不安や戸惑いを感じる機会はつきものです。いつでも必要な時に心を落ち着かせ、安らげる道具や環境があれば、前向きな気持ちや穏やかな心を育むことができます。自分らしさを保ち、もう一度チャレンジする気持ちを優しくサポートします。

包み込まれるような感覚で、
心地よさと安心感をもたらす

のばしたり縮めたり、衝動を受け止める

団体利用・貸切利用で
あそびを体験いただけます

ボーネルンド直営のあそび場では、団体利用・貸切利用も承っています。
お子さま一人ひとりにぴったりのあそびを体験しに、ぜひご利用ください。

発達支援ニーズについて考える
ワークショップを開催中

今回ご協力いただいた星山麻木先生や教育・保育関係者の皆様と一緒に、
豊かな学びとあそび環境について考え、教具を研究するワークショップを開催しています。

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