豊かなあそび環境とは?B What‘s the Excellent Playground?
屋外で楽しむごっこ遊びのヒント
「豊かなあそび環境とは?」のコラムでは、あそび環境づくりを考える際のヒントになるような提案や事例をご紹介します。
今回は屋外で楽しむごっこ遊びを取りあげます。
今、改めて必要な外遊びの時間
感染症対策が必須となっている今、夏にはプールでのあそびが制限されたり、
マスクをつけたままの運動遊びが難しかったりと、
以前と比べて十分に外遊びを楽しむことができていないと感じる幼稚園・保育園も多いのではないでしょうか。
外遊びの環境を充実させる際、大型遊具の導入や園庭のレイアウト変更で新たな機能を追加することもできますが、気軽に取り入れられる新しいあそびとして、今回は「屋外のごっこ遊び」を提案します。
園で体験する、貴重なごっこ遊び
日常生活内での子ども同士の交流が減少している今、
仲間と一緒に過ごす園という環境の中で、「ごっこ遊び」のように他者とのコミュニケーションをしながら、
こころや言葉を育むあそびの体験は貴重なものとなりました。
ごっこ遊びには、なりきり遊びやジオラマ遊びなどさまざまな種類がありますが、
役割分担をして楽しむままごと遊びは小さな頃から参加でき、
クラスの仲間や異年齢と一緒に楽しみやすいあそびのひとつです。
おままごと道具のキッチンには、お部屋の雰囲気にも馴染む木製キッチンを選ぶ園も多いかもしれませんが、
プラスチック製のキッチンも環境に合わせて場所を変えて遊びやすく、お手入れがしやすいため、園や子どものあそび場におすすめです。
お外でキッチンセンターを使ってみましょう
遊具はいつもと違う場所に展開してみたり、組み合わせる遊具を変えてみたりすることで、
新しいあそびを生み出すことができます。
特に「ごっこ遊び」は誰と遊ぶか、何人で遊ぶか、どこで遊ぶか等、
条件が異なるたびにさまざまなあそびのシーンが生まれるので、
環境設定の工夫のしがいがあるあそびといえるでしょう。
室内だけでなく、ぜひ屋外でも取り入れたいあそびのひとつです。
晴れた日はぜひ、プラスチック製のキッチン「キッチンセンター」を外に出して、遊んでみましょう。
砂や水の触感を楽しみながら遊んだり、砂型でケーキをつくってみたり。
テラスや園庭で、風や日差しを感じながら五感を使って遊ぶ体験は、
たくさんの発見をもたらす時間になるでしょう。
色やかたち、感触やにおいがさまざまな土やお花、葉っぱ、
水などの自然素材を材料におままごとをすれば、想像力がさらに掻き立てられます。
※雨風にさらす時間が長い等、常時屋外に出しておくと劣化が早まる場合があります。晴れている日等、利用する時間だけ屋外に出してご利用ください。
プラスチック製ならではのよさ
キッチンセンターはデンマークのプラスチック玩具メーカー・ダントーイ社のあそび道具。
バケツやシャベルなども手掛けるダントーイ社のプラスチック製品は、
耐久性があり、割れにくいことが特徴です。
水を使って遊べて汚れても丸洗いできるので、お手入れも簡単。
汚れや衛生管理が気になる時も安心です。
キッチンセンターで「屋外のごっこ遊び」を始めてみませんか?
次回は、集団や異年齢で楽しめるゲームをご紹介します。