• BOAT KIDS PARK モーヴィ浜名湖
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東海

BOAT KIDS PARK モーヴィ浜名湖

からだ遊びを楽しめる、湖のほとりのあそび場

浜名湖のほとりにある「ボートレース浜名湖」。2019年12月「BOAT KIDS PARK モーヴィ浜名湖」がオープンしました。チャレンジを促すからだ遊びや、親子のコミュニケーションを存分に体験できるあそび場には、連日多くの家族連れが訪れています。

家族連れにとって居心地の良い環境の実現

回転する輪を握って渡り、からだ遊びを体験する子どもたち

「BOAT KIDS PARK モーヴィ」は、2020年現在、全国に3か所あるボートレース場のあそび場です。

ボートレース場の発展・普及にむけた活動を行う「BOATRACE 振興会」は、ボートレース場を「地域に開かれた場所」とするべく、収益金を地方自治体や地方公共団体金融機構に分配し、その資金を用いて学校設備の整備や植樹活動、伝統文化の保護などの社会貢献活動を行っています。

モーヴィ浜名湖の場内イメージ

場内の敷地を活用した親子向けのあそび場「モーヴィ」も、その取り組みの1つです。

子どもの発達に必要なあそび環境、特に公園の遊具などを使用した「からだ遊び」を体験できる環境が少なくなっている今、地域の子どもたちが思いっきり遊べる場所・地域の家族が交流できる場所の実現を目指し2019年から開業・運営が始まりました。

モーヴィ1号店BOAT KIDS PARK モーヴィ戸田に関する記事はこちら

オープンまでの道のり

あそび場の窓からは、疾走するボートの様子が見える。

モーヴィがオープンしたボートレース浜名湖がある場所は、太平洋と浜名湖に挟まれた場所。浜松市、湖西市はかねてよりモノづくりの街として栄え、自動車の部品やバイク、楽器などさまざまな工業生産の工場が集まる産業の街です。

BOAT RACE浜名湖 浜名湖競艇企業団 企業長 菅本利隆さんは今回モーヴィができたボートレース浜名湖の地について、こう語ります。
「緑豊かで風光明媚な場所にあるこの浜名湖のボートレース場は、全国24場ある中で、一番広い施設です。ただ他の場と同様、スマートフォンを用いた投票が利用者の50%以上を超え、この広い施設に来場する方は年々少なくなっていました。寒い日は富士山が見え、ボートレース場の中でも明るい雰囲気。広くて居心地もいい、ということで高齢者の方がのんびりお散歩をしに来られる方もいらっしゃいます。家族連れの方にもぜひお越しいただきたい場所と考えていました。」

プレオープンの際にも、たくさんの子どもたちが来場

常設のあそび場を開業する前に、ゴールデンウィークや夏休みに期間限定でボーネルンドの遊具を使用したイベントを開催。2万人が来場し、あそび場を求める地域のお客様の声が多く、今回の開業に至りました。近隣の浜松市にボーネルンドショップはあるものの、湖西市は「ボーネルンド」をご存じでない方も多く、あそび場オープンが決定した後にみなさんにお知らせしても、はじめは反応がなく心配になったことも。
「リピートで来てくださるのかが不安で、特設サイトやSNSなどメディアを通して子育て層にアピールできるように準備をしました。」(菅本さん)
オープンした後は赤ちゃんも含めたたくさんのファミリーが来場。
「今では、『遠足で来たい』と言ってくださる近隣の園の方もいらっしゃり、うれしく感じています。」(菅本さん)

からだ遊びを引き出すあそび場

バランス遊びにチャレンジする子どもたち

「青少年の育成」や「からだづくり」をテーマにしてつくられたあそび場のなかには、幼児期に必要とされる多様な動作を引き出すしかけがいっぱい。
アスレチックコースのように全身を使って遊べる道具を配置し、洗練された動き・バランス遊び・筋力を使うあそびなどを、達成感を感じながらチャレンジできます。
「心配だったところは安全性が大丈夫なのか、というところ。 でもいきいき遊んでいらっしゃった姿を見て、ほっとしました」(菅本さん)

半屋外では、砂遊びも楽しめる。

場内には、光や風を感じながら自然素材で遊べる「アウトドアゾーン」も。
ブランコやすべり台、砂遊びを楽しむことができ、屋根があるので雨の日も安心です。
隣にはボートレース場の水面と大きな空が広がり、開放感いっぱい。
まるで公園で遊ぶように、異年齢の子ども達同士の交流も生まれています。

いつでも地域のファミリーをあたたかく迎える空間

子どもの成長とあそびについての研修を受けた「プレイリーダー」によるあそびも開催

モーヴィにたくさんのファミリーの来場を促すには、「大人だけが来ることができる場所」というボートレース場のイメージを一新する必要がありました。
モーヴィ場内の床・壁全体は木目調にし、はじめてボートレース場を訪れる赤ちゃんやお母さんも居心地の良い雰囲気に。
また、子どもの成長とあそびについての研修を受けた「プレイリーダー」が場内の安全管理はもちろんあそびのサポートやイベント運営を行い、何度も来ていただける・安心して過ごせる場内環境づくりを行っています。
来場者アンケートでは、「1時間では足りなかった」「楽しかった」「また来たい」という声が集まり、平日も小さな赤ちゃんを連れて訪れる方が増えています。

お話をお聞きした、企業長の菅本さん

菅本さんは、このモーヴィが遊べるだけではなく、地域の子どもたちが学べて育つ場所にしたいと考えます。
「ここの地域は雪も降らず、子どもが穏やかに成長できる場所。
大人は皆、子どもたちにたくさん遊び学び成長してほしいと思っています。
モーヴィには年齢に沿ったあそびが揃っているので、ぜひ遊びながら成長を感じていただきたいですね。
ボートレース場全体も、家族で訪れた際に『ゴミが落ちていない、きれいな素晴らしい場所だった』、と思っていただけるような場所を目指したいと思います。」(菅本さん)

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