「年齢の異なる子どもたちが集まる保育環境には、
それぞれの発達段階に合わせて楽しめる遊具を用意したい。」
「異年齢が関わる機会も増やしてあげたいけれど、
誤飲の心配や、一緒に遊べるのか心配…」など、
さまざまな年齢・発達の子どもたちが集まる場所の遊具選びは難しいですよね。
そんな時は、指先遊びの時期から、工夫次第で幼児期まで楽しめるルーピングがおすすめです。
遊びやすさや学びにとことんこだわった、オランダ・ジョイトーイ社のルーピングをご紹介します。
ルーピングがおすすめの理由
- ワイヤーに通ったビーズを動かす、失敗のないシンプルなあそびです。
- 目で見たものに手を伸ばし、それを動かすという目・手・頭の連動を促します。
- 繰り返し遊ぶことで、指先の機能の発達をサポート。
年齢に合わせたあそびを楽しめます。 - ビーズとワイヤーが一体型なので、ピースの紛失や誤飲の心配がありません。
上質なルーピングを作り続ける「ジョイトーイ社」
45年以上続く、オランダのワイヤー製作会社です。
ワイヤー曲げなどに見られる高度な加工技術や、強度チェックなど各工程の丁寧な仕上げには定評があり、安心して楽しめる遊具作りを行っています。
制作したルーピングは、オランダ国内の専門店や幼稚園などの教育機関、医療現場でのリハビリなど、世界各国のさまざまな場所で使用されています。
ジョイトーイ社のルーピングの特長
ビーズの配列例
<スクィードのビーズ配列>
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青いワイヤー緑を中心に左右対称(両端の黄色のみ小さい)
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赤いワイヤー同じ形・大きさで4色
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黄色いワイヤー青を中心に左右対称(四角も入り、かたちが多様)
<フリズルのビーズ配列>
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青いワイヤー3つのビーズがくり返し配列
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赤いワイヤー同じ形・大きさで4色
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黄色いワイヤー黄色を中心に左右対称(四角も入り、かたちが多様)
年齢別の遊び方
6ヶ月ごろ〜
つまんで動かす
ビーズがワイヤーから外れないので、はじめての指先遊びにぴったり。平面(2次元)的な構造部分は、台座を持ち上げただけで自然とビーズが動くため、カラフルな動くビーズに赤ちゃんも興味津々です。つかみやすい大きめのビーズを、手や指で弾いたり動かしたりして遊んでみましょう。
1歳ごろ〜
指の使い方を工夫する
ワイヤーが交差する複雑なデザインのモデルには、奥へビーズを進ませるワイヤーも。手を出し入れして手前から奥へ、奥から手前へとビーズを進める、また両手で持ち替えながら進めることで、目と手の協応運動を促し、自然と3次元を意識した指先や手の動きを促します。
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目と手の協応運動
成長途中の子どもは目・耳・指先などの感覚が完全に統合していません。目で見たとおりに動かすという一連の動きは、視覚と指の動きを統合させ、手先を器用に使える巧緻性を高めます。
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奥行きの理解
ビーズを指でつまみ、ワイヤーに沿って動かすことで、上下、左右、斜め、そして奥行きなど「空間」を赤ちゃん自身が体感します。あそびの中で、目と手の動きが一致すると、論理的思考力の土台を築くことにつながり、空間認識力やものとの距離感の理解、算数の図形の概念を認識するきっかけになります。
2歳ごろ〜
からだ全体で動かす
歩行がしっかりとできて自分のからだを支えられる年齢になると、からだ全体を使って遊べるように。大きいサイズのルーピングを使ってみたり、今まで床あそびだったものをテーブルの上に置いてみたりなど、ワイヤーに高低差をつくってあげれば指先・手先だけではなく腕全体を使った動きを促すことができます。
3歳ごろ〜
あそびの工夫をプラスして、自分なりの遊び方に
色・かたち・かずを学ぶ
ビーズを反対側に動かす際に、「どの色が好き?」「ビーズは何個ある?」「かたちは全部で何種類?」など色、かたち、数に意識を向けられるような声かけをしてあげると、指先遊び以外のあそびが始まります。
想像遊びに発展させる
ジェットコースターや電車に見立ててビーズを動かせば、ごっこ遊びや言葉の促しにもつながります。
ルールを追加して楽しむ
ルーピングが簡単に遊べる年齢になっても、新しいルールを少し追加するだけで、難易度を変えて楽しむことができます。「片手だけでビーズを移動できるかな?」(利き手と反対の手にも挑戦)「親指と人差し指だけでできるかな?」「ひとつずつではなく、一度にたくさんのビーズを動かせるかな?」仲間と一緒に遊びながら、新たな工夫やチャレンジが生まれます。
発達や目的別に選べる!おすすめモデル
一人遊びや、ひざの上でいっしょに遊ぶ時間に!小型タイプ
テーブルや床の上でも遊びやすい!中型タイプ
異年齢・複数人でも遊びやすい!テーブル型
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難易度が異なるたくさんのワイヤーが各辺に設置された、存在感のあるプレイテーブル。360度あそびが生まれるデザインなので、大人数で一緒に遊べます。
テーブル型はこんな場面におすすめ
- 子どもたちが気軽に立ち止まって遊べる玄関や待合室に。
- 移動も簡単なので延長保育や、一時預かりのお部屋に。
- 子育て支援活動の場やプレイルームなど異年齢であそぶ空間に。